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高城剛著 世界はすでに破綻しているのか? ──ソ連、韓国、アルゼンチン、スペイン、ギリシャ、キプロス、そしてデトロイト……破綻した国々や地域の人々から学ぶ、生きのびるためのヒントの数々

どうも、緒浅丸です。
今日ご紹介する本はコチラ↓↓

タイトル:世界はすでに破綻しているのか?
著者名 :高城剛
初版発行:2014年9月30日
ページ数:181P
定価  :1200円+税
出版社 :集英社
形式  :単行本(ソフトカバー)

目次
はじめに
世界のデフォルト(債務不履行)経験国
第1章 国家財政破綻、人はどう生き延びたのか?
   1ソヴィエト連邦崩壊
   2アジア通貨危機と韓国
   3アルゼンチン
第2章 ユーロ圏危機に学ぶ「生き延びるヒント」
   1スペイン危機
   2ギリシャ危機
   3キプロスの国家財政破綻
第3章 デトロイトに見る、アメリカの未来
   デトロイト、2013年
おわりに 「松方デフレ」の再検証

先日図書館に寄ったとき、なんとなく惹かれる物があって借りてきました。

著者の高城剛氏は、かつて女優の沢尻エリカさんと結婚されて有名になった元ハイパーメディアクリエイターの方で、2008年より拠点を欧州に移し、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創業産業全般にわたって活躍されています。

この本は、国家が破綻、もしくは破綻が近づくと人や街がどうなるか、経済危機を生き抜くための新たな答えを求めて、過去25年間にわたって著者が見てきたことを書き記したものです。

2008年のリーマンショックやその後のユーロ危機、アジア通貨危機などのほかに、当時経済破綻をくっきりと意識することなく経験した1989年のベルリンの壁崩壊やソビエト連邦崩壊などについても、、著者の経験をもとに語られています。

2014年9月と少し前に発売された本ですが、トランプ政権が生まれる前に上梓されたこの本を読むと、トランプ政権が戦争の代わりだったのかもしれないと感じたり、日本も当時からすでに国家破綻していて、増税や今回の災害などが起こっても、オリンピックまではゾンビ国家として無理やり起動させ続けるのではないかと勘繰りたくなりました。

あと、『おわりに』で書かれていた「松方デフレ」が気になりました。令和のデフレに通じるものがある気がしてなりません。

これから明らかになるかも知れない国家破産に対応したい方は、是非一読してみてください。

自分の場合は、ここ数年は家庭菜園をもっと頑張りたいと思ったけど、どんな野菜をどれくらい作るものなのか、ちょっと調べないとですね。




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最後に、個人的に気になったフレーズです。
ニューヨークの街中では、「バーニーズ」などの高級デパートが真冬にもかかわらず、なぜか海水パンツを叩き売りしている不可思議な光景に出会った。ロンドンのデパート「ハロッズ」でも3シーズン前の在庫まで持ち出して叩き売りをしていた、どちらも一気にすべて売りさばいてしまわねばという危機感を持っていることが透けて見えたのだ。P12(※リーマンショック(2008年10月)の頃)

社会システムが揺らぐ事態は、地震によって目の前のビルが崩れ去ることよりも、人々のメンタルに底知れない負の影響を与える。P26

この時点でソ連は実質的に崩壊していた、と考えられる。国家の崩壊は、表面化しなくても、街角を見ればわかるものだと、今なら冷静に考えることができるが、20代の僕には「社会主義国のハンバーガー」を、ただ面白がることしかできなかった。P37(※1990年モスクワにマクドナルドができた。ソ連崩壊は1991年12月)

モノの値段はどんどん上がり、庶民の生活がどんどん苦しくなっていくのを、僕は目の当たりにした。P42

民営化によって国有企業の払い下げを受け、財を成したいわゆる新興財閥(オルガルヒ)も同様だった。彼らは手持ちのルーブルをいち早くドルへと交換し、さらに巨額の富を手に入れていた。P46

他国のような指針(破綻に導いたのはアメリカが中心のヘッジファンドなのに、助けるのもアメリカが中心のIMF)におかしいと異を唱え、真っ向から対立する施策を打ち出したマレーシアに対しては、内外から賛否両論が巻き起こったが、結果的にマレーシアは短期間で経済を回復する。P65

どこの国でも、前夜には普段と変わらぬ平穏な街の風景があり、スポーツやおいしい食事に
興じながら宴会が繰り広げられ、目覚めた翌朝、「我が国はデフォルト(債務不履行)しました」との不意打ちを食らうのである。P74

ビッグマックが安く買える国の通貨ほど過小評価されていることになる。P80(※ビッグマック指数)

比較的お金がある人は郊外にセカンドハウスを買い、地方に自分の畑を持つことも多い。P89

時の政治家や官僚は、絶対に自分たちの非を認めることはない。P111

不思議なことに、財政破綻が近づくと、庶民の生活は苦しくなる一方で、金融機関や大企業、政治家の懐ばかり温まるのも、歴史の教えである。P113

南北チームは、それぞれ王族やトップ同士が婚姻関係にあり、金融機関も極めて近い関係にある。P130

破綻が近づけば、「近しいフリをした」人々が救済策を持って現れ、資産が買い叩かれるのは、企業でも国家でも同じである。P132

あのときは、銀行から一切のお金が引き出せなくなってしまった上に、スーパーの食品がみるみるうちになくなって、値段も上がって、どうなってしまうのか、本当に不安でしたP142

金融機関が動かなくなると、あらゆるものが手持ちの現金でしか買えなくなる。クレジットカードもデビットカードも、一切使用できない。P142

国が本当にお金に困れば、税金を重くしながら、最後に没収すればいいのさ。P147

デトロイトは、とっくの昔に破綻していたのに、それをごまかし続けていたので、人々の生活は苦しくなるだけだったのだ。

古いフレームを維持できなくなってしまった地域のあらゆる職種の人々すべてが、時代変化の大波に呑み込まれることになる。助かったのは「移動できた人々」だけとなったのが、デトロイトでの教訓だ。P159

デトロイトの市民が皆、「王様は裸だ」と誰かがいってくれるのをずっと待っていたのと同じように、今、世界は「王様は裸だ」と誰かがいってくれるのを待っているのかもしれないが、その声は絶対安全地帯にいる者の圧力によって、長い間、表に出ることはない。それが、デトロイトの教えだ。P168

常に自分を見失わず、自分なり「異変」を感じたら、誰に何といわれようが、即座に変わり身すること。大きな社会変化が差し迫った時代の中で、生き延びる秘訣はそれに尽きると、僕は思っている。P181

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最後まで、読んでいただきありがとうございました。
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プロフィール&ごあいさつ

緒浅丸

Author:緒浅丸
緒浅丸
広島在住。大坂の大学を卒業後、金融・保険関係の仕事に就いて20年以上。
ダラダラと働き続けているうちにもうすぐ50代にさしかかるサラリーマンです。
一応AFP資格保持者。
CFPは只今勉強中ですが、玉砕しまくりです。
本を読むのが好きで、ビジネス書・自己啓発書からラノベまで幅広く手を出します。ただし、お堅めの本は苦手。
座右の銘は『無難にこなす』
私立中学・私立高校に2人の子供のパパでもあり、しっかり稼がなければならないと思いつつ、すぐに息切れしてしまいます。
また、最近体調管理のため、近所のフィットネスクラブにも通っています。

mail:minahosi@infoseek.jp

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