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『豆の上で眠る』──解決した誘拐事件を回想する、ほんのりイヤミス

どうも、緒浅丸です。
6月も終わりに近づき、暑い夏を予感させる日差しになってきました。
2018年も半分終了ということで、月日が流れるのは早いなぁ、と感じます。

さて、今日ご紹介する本はコチラ↓↓


タイトル:豆の上で眠る
著者名 :湊かなえ
初版発行:H29年7月1日
ページ数:367P
定価  :590円+税
出版社 :新潮社
形式  :文庫(新潮文庫)
目次
第一章 帰郷
第二章 失踪
第三章 捜索
第四章 迷走
第五章 帰還
第六章 姉妹


実家にあった本をもらい、そのまま積読になっていました。
最近、時間に余裕があったので手に取ってみました。

著者の湊かなえ氏は、広島県生まれで現在は兵庫県在住のベストセラー作家です。
2009年に、後に映画化もされた『告白』で第6回本屋大賞を受賞。
2016年に第29回山本周五郎賞受賞を受賞した『ユートピア』は、最近文庫化されています。
また、作品は海外でも翻訳されており、最近では『贖罪』でエドガー賞候補にノミネートされました。
映画化やドラマ化された作品も多数あり、いま最も活躍されている作家のひとりです。
私自身もこれまで、『白ゆき姫殺人事件』 『夜行観覧車』『花の鎖』『境遇』『母性』などを読んできました。

ある日誘拐されて、2年後に帰ってきた姉が、実は別人ではないか疑念を抱く妹の物語です。
大部分を誘拐時の様子にページが割かれ、裏表紙に3文で書かれた内容を、250P以上かけて読まされるのは正直苦痛でした。
誘拐事件という不穏な内容だけに、結論が分かっているにもかかわらず思わせぶりな展開に、イライラします。

まるで、座り心地の悪い椅子に座って映画を見ているような……あるいは、豆を置かれたベッドの上に幾重にも羽根布団を敷いて横たわり、夢見るような── そんな気分で、本を読み進めました。
この読み心地が狙って書かれたものだとしたら、純粋にすごいと思います。
そもそも、『えんどうまめの上にねたおひめさま』の童話から誘拐事件なんて連想できないし、逆もそう。
ふたつを紐づける発想にびっくりです。

結末も予想の斜め上を行っていて、読了してみれば、きれいにまとまっている印象を受けました。
ただ、真相にも深いドラマがあるはずなのに、さらっと流された感じなのが残念。
ラストが怪談みたいな締め方なのは、わざとなのでしょうか?

そういえば、この作者はもともとイヤミス系のひとでしたね。

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最後まで、読んでいただきありがとうございました。
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スタートボタンを押してください──粒よりのゲームSFアンソロジー

どうも、緒浅丸です。
最近時間に余裕があるものの、何も生産的画ことができていません。
梅雨のこのシーズン、天気が悪いとドヨーンとするし、天気が良ければ良いでイライラするし(←何も生産的なことができないことに対して)。
割と好きな読書も、時間が余っている割にはあまり読み進められていません。
そしてゲームは、もともとそんなにしません。

さて、そんな中、ようやく1冊読了できました。

今日ご紹介する本はコチラ↓↓

タイトル:スタートボタンを押してください
著者名 :ケン・リュウ 桜坂洋 アンディ・ウィアー他
初版発行:2018年3月16日
ページ数:363P
定価  :1000円+税
出版社 :東京創元社
形式  :文庫(創元SF文庫)

目次
序文         アーネスト・クライン
リスポーン      桜坂 洋
救助よろ       デヴィット・バー・カートリー
1アップ       ホリー・ブラック
NPC          チャールズ・ユウ
猫の王権       チャーリー・ジェーン・アンダース
神モード       ダニエル・H・ウィルソン
リコイル!      ミッキー・ニールソン
サバイバルホラー!  ショーナン・マグワイア
キャラクター選択   ヒュー・ハウイー
ツウォリア      アンディ・ウィアー
アンダのゲーム    コリイ・ドクトロウ
時計仕掛けの兵隊   ケン・リュウ
解説         
米光一成


現代SFを牽引する豪華執筆陣によるゲームをテーマにしたアンソロジーということで、とても興味をひかれ、購入しました。
名前を知っている著者はケン・リュウ、桜坂洋、アンディ・ウィアーぐらいでしたが、ほかのどの作品も十分楽しめるものばかりでした。

ゲームがテーマの作品集なのですが、ゲーム世界と現実世界が融合している話が多い気がしました。
また、ミリタリー系のゲームに偏っている印象を受けました。(FPS?というジャンルらしい)
もともとゲームをあまりしない自分には、ピンと来ない部分もチラホラありましたが、最近のゲーム事情もうっすら分かって良かったです。

そんな中、個人的に気に入ったのは、『1アップ』と『アンダのゲーム』、それと『キャラクター選択』でした。
特に、『1アップ』は児童文学の『赤いUの秘密』を思い出させてくれて良かったです。

ゲームSFに関連して、『スラムオンライン』とか、『ソリッドファイター』とか、『The S.O.U.P. 』とか『千の剣の舞う空に』とかを思い出しました。
(『ソードアートオンライン』とか『オーバーロード』は読んでないです……)

興味を持たれたら、一読してみてはいかがでしょう。

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最後まで、読んでいただきありがとうございました。

ネクサス 上・下 ── 新時代ポストヒューマン到来の足音

どうも、緒浅丸です。
6月半ば、梅雨に入り雨の日は鬱陶しいですが、天気が良い日はものすごく気分がいいです。
木漏れ日で読書するのに最適かもしれません。
さて、今日ご紹介する本はコチラ↓↓



タイトル:ネクサス 上・下
著者名 :ラメズ・ナム
初版発行:2017年9月15日
ページ数:上 351P 下 362P
定価  :各860円+税
出版社 :早川書房
形式  :文庫(ハヤカワ文庫)

目次(上)
1 <ドン・ファン>プロトコル
2 扉を閉めよ、心を開け
3 キャリブレーション
4 危地
5 弱み
6 外部の事情
7 説明
8 バックドア
9 訓練の日々
10 変化
11 明鏡止水
12 楽園行きの二枚の切符
13 招待と挑発
14 意外な接触
15 再生
16 予定の小変更
17 VIP
18 <アユッタヤー>
19 混乱
20 ただの人間
21 <ワイルド・アット・ハート>
22 怪奇の市
23 <釈迦のキス>

目次 (下)
24 タフな女
25 無知な手駒
26 仮面
27 だれも見捨てない
28 警告と発見
29 いずれも狂気
30 データ収集
31 友寄
32 準備
33 シンクロニシティ
34 姉妹
35 ルーツ
36 仲間
37 乱暴な自己紹介
38 地上の地獄
39 一難去って
40 闘争
41 影響
42 支店の問題
43 調息
44 発見
45 一切衆生
46 嵐のまえの静けさ
47 来襲
48 どんな計画も
49 虫けら
50 拡散
51 上海
エピローグ 分かれ道
<付録> ネクサスの科学

リアル書店で見かけたときに、サイバーパンクの延長線上にあるような作品に思えて、気になって購入しました。
近未来の米国や、タイを舞台に繰り広げられる、ナノマシン・ドラッグ<ネクサス>をめぐって展開するSFスリラーです。
(スマホとは関係ありません)

著者のラメズ・ナム氏はエジプトのカイロ生まれで3歳の時に渡米し、コンピュータ科学技術者としてマイクロソフト社に13年間勤めていた方とのこと。小説家としては本作がデビュー作になります。

ナノマシンドラッグということで、『重力が衰えるとき』みたいなのを連想していたんですが、ナノマシンドラッグによって意識が拡張した結果はテレパスみたいで、どちらかというと『MOUSE(マウス)』みたいな印象を受けました。

また、後半がアクションシーンが多くなり、ミリタリー物みたいに感じました。
リアルな戦闘シーンは好みがわかれるところかもしれません。

あと、タイが舞台になる作品は、以前読んだ『ねじまき少女』もそうだったし、これからのトレンドなのでしょうか?

付録として小説内のテクノロジーに関するリアリティの話もあります。こちらも読みごたえがあってワクワクしました。








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最後まで、読んでいただきありがとうございました。

6月初頭現在の積読消化状況(2018年1月締)

どうも、緒浅丸です。
2018年も半分過ぎてしまいました。
この1ヶ月、自分自身についていろいろ大きな出来事が起きて、まだうまく解決できていません。
そんな中、チョコチョコと積読を消化していきました。

それでは、6月初句の積読状況を公開したいと思います。

オススメ書籍・夢設計(未読3冊)(積読殿堂:1 一年以上:1)
01:アインシュタイン・ファクター●●
 ちょっとつまみ読みして放置。
02:誘惑される意志
 『10年後あなたの本棚に残るビジネス書100』に紹介されていた書籍。先日、ブックオフで見かけてゲット。
03:史上最強の人生戦略マニュアル
以前単行本版を持っていたのですが、売却してしまい、また改めて読みたくなったので文庫版を購入しました。


オススメ書籍・仕組み・段取り・時間術 (未読3冊)(積読殿堂:1)
01:マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則●●
 『スラムダンク勝利学』みたいに、『灰と幻想のグリムガル』をビジネス書的に紹介できたら面白いな、と思って購入しました。
でもモチベーションが下がっちゃったんでもうしないと思います。──俺はね。
02:鬼速PDCA
日々の行動を見直すために購入。只今読書中。が、意外と読み進めるのに苦戦してます。
なぜかというと、この本はバリバリの実践書で、プラモデルの組み立て説明書が、きちんと書かれていることができてから次に進まないと意味がないのと同じように、この本も、書かれていることを実践してからでないと先に進む意味がないと感じられるからです。
03:それ、売りますか?貸しますか?運用しますか?無料という手もありますよ。
リアル書店で見かけたとき、惹かれるものがあって購入しました。
でもHOWTO本ではなくって、相談事例の文字起こしみたいな感じで、ちょっと肩透かしな感じです。


オススメ書籍・対人・コミュニケーション (未読7冊)(積読殿堂:2 一年以上:3)
01:催眠術のかけ方 ―初心者からプロまで今日から使える●●
 ネットで注文して、失敗だったかなと思ったけど、メンタリストDaigo氏の書籍の参考文献に載っていたので、やっぱり読んでみるか検討中 
02:コミュニケーションのための催眠誘導 「何となく」が行動を左右する (知恵の森文庫)●●
 ネットでの評判が良かったので、コミュニケーション能力を高めるために購入。著者の作品をほかに何作か読んでいますが、結構良かったのでこの本も楽しみにしています。
03:「しぐさ」を見れば、相手の本心が怖いくらい読める
 ブックオフで見かけて購入。格安でした。
04:サーバント・リーダー
 ネットでオススメの本だと紹介されていたので購入。今現在は、自分にはあんまり響かないテーマなので売却も検討しましたが、本気でガーっと読めばサクッと読了できそうなので一応キープ中です。
05:ヤバい心理学
 実家にあった本。処分するといっていたので、興味を惹かれた本だけ持って帰った中の1冊です。
06:これがメンタリズムです
お正月でもTV番組に登場していたメンタリストDaigo氏の本です。メンタリズムに興味を持って購入しました。
07:ステージを上げるSNS絶対6ルール
リアル書店で衝動買いした本。SNSの活用方法についてのノウハウが欲しいのです。


オススメ書籍・勉強・読書術 (未読3冊)(積読殿堂:1)
01:考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則●●
只今読書中、が停滞中。読んで良書なのは感じるけど、うまく自分の中で理解できなくてもどかしい感じです。現在7章まで読了済。がんばって最後まで読み切りたいです。
02:読んでいない本について堂々と語る方法
以前、単行本版を持っていたのですが、売却してしまい、また改めて読みたくなったので、文庫版を購入しました。
03:死ぬほど読書
家にあった本。処分するというので貰いました。


オススメ書籍・社会 (未読4冊)(積読殿堂:1)
01:君主論 (講談社学術文庫)●●
 サイコパス関連の本を読んだとき、サイコパスとマキャベリズムって似ているんじゃないかと思い、興味が湧きました。『よいこの君主論 (ちくま文庫)』などを読みました(感想はコチラ)が、ホンモノも、薄いし読めそうだと思いネットで購入したものの、やっぱり読むのがしんどかったので、売却を検討中でしたが、普遍的な本なのでやっぱり手元に残すことにしました。
XX:図解!「戦後」世界史
読了済(感想はコチラ
02:「営業の仕事」きれいごと抜きでお話しします
以前、どこかのブログで営業に関する良書と紹介されていたのでゲットしました。
03:JAに何ができるのか
これからのJAに興味があって購入しました。
少し読んでみたのですが、思っていたのと内容がちょっと違っていたので、処分するかもしれません。
XX:サイコパス
読了済(感想はコチラ
04:我が闘争
ホリエモンの自伝。興味があったので購入。


オススメ書籍・経済 (未読3冊)(一年以上:1)
01:外貨投資に勝つ!
 P&F式チャートが投資にいいとネットで調べて入門書として購入。
02:あなたの資産を食い潰す「ブラック相続対策」
 相続のことを勉強したくて購入。
03:図解 はじめての投資信託
CFPの勉強用に購入した本。(写真に附せんが貼ってあるのはそのためです)結局勉強が間に合わず、ほとんど読んでいません。


オススメ書籍・創作術 (未読2冊)
01:千の顔を持つ英雄[新訳版]上
02:千の顔を持つ英雄[新訳版]下
神話に関する本が読みたくて購入。単行本版より写真がキレイという情報もゲットしたので購入を決めました。


オススメ書籍・小説(未読5冊)
XX:人質カノン
読了済(感想はコチラ
01:凍りのくじら
 実家にあった本。おもしろそうだと思い積読追加。
02:ブラック・エンジェル
 20年以上昔に、単行本で読んだことがある本。今でも時折思い返すので、手元に置いておきたくて文庫版をネットで注文しました。
03:黒曜石のなかの不死鳥
 引っ越しの際に旧版を処分したので改めて購入。『永遠のチャンピオン』と『黒曜石のなかの不死鳥』の合本です。
04:剣のなかの竜
 引っ越しの際に旧版を処分したので改めて購入。
05:豆の上で眠る
ベストセラーだった本。家族が持っていた本で貰いました。

積読の合計 30 冊です。(積読殿堂6冊 一年以上5冊)

ちなみに、
印は優先的に読んでいこうと思っている本、
あとは去年から積読になっている本、●●は積読が一年以上経過しているヤツ(積読殿堂入り)です。

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最後まで、読んでいただきありがとうございました。
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緒浅丸

Author:緒浅丸
緒浅丸
広島在住。大坂の大学を卒業後、金融・保険関係の仕事に就いて20年以上。
ダラダラと働き続けているうちにもうすぐ50代にさしかかるサラリーマンです。
一応AFP資格保持者。
CFPは只今勉強中ですが、玉砕しまくりです。
本を読むのが好きで、ビジネス書・自己啓発書からラノベまで幅広く手を出します。ただし、お堅めの本は苦手。
座右の銘は『無難にこなす』
私立中学・私立高校に2人の子供のパパでもあり、しっかり稼がなければならないと思いつつ、すぐに息切れしてしまいます。
また、最近体調管理のため、近所のフィットネスクラブにも通っています。

mail:minahosi@infoseek.jp

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