憂鬱たち──妄想に溺れる酩酊感が味わえます。

どうも、緒浅丸です。
今日ご紹介する本はコチラ↓↓

タイトル:憂鬱たち
著者名 :金原ひとみ
初版発行:2012年6月10日
ページ数:196P
定価  :495円+税
出版社 :文藝春秋
形式  :文庫(文春文庫)

目次
デリラ
ミンク
デンマ
マンボ
ピアス
ゼイリ
ジビカ


以前読んだ、『マリアージュ・マリアージュ』が悪くなかったので、同じ著者の他の短編も読みたくなって購入しました。
著者は、『蛇にピアス』で芥川賞を受賞した金原ひとみ氏。

コメディとありますが、ほのぼのした感じでなく不条理な感じの連作短編集です。

主人公は、精神科に行かなければと常に考えていながら妄想に溺れてしまう神田憂という女性。その他にカイズさんとウツイさんというふたりが毎回設定を変えて登場して、どこから妄想でどこから現実なのかわからない感じで話が進みます。

主人公がちびまる子ちゃんとアラサーちゃんを足したような感じなのですが、同じところをぐるぐる回る感じで、実は読むのが結構苦痛でした。

まとめて読むのがいけなかったのかも知れません。
一話づつ読めば、気持ちよく作品にトリップできたのでしょう。

妄想女子に同調できる人にオススメの作品です。

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最後まで、読んでいただきありがとうございました。
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君の膵臓をたべたい──ぐいぐい読める、恋愛・青春物語。

どうも、緒浅丸です。
今日ご紹介する本はコチラ↓↓


タイトル:君の膵臓をたべたい
著者名 :住野よる
初版発行:2015年6月21日
ページ数:281P
定価  :1400円+税
出版社 :双葉社
形式  :単行本(ソフトカバー)

小6の娘が友達から借りてきて、自分にも勧めてくれた本です。
人気のある小説だとは知っていましたが、今どきの小学生が読むなんてどんな内容なんだろうと興味を持って手に取りました。

著者は大阪在住の兼業作家の方で、なんとこの本がデビュー作です。

教室に一人でいるタイプの地味な生徒である「僕」が、ある偶然から明るく友達も多いクラスの中心人物の山内桜良の病気のことを知ってしまう事から始まる青春物語です。
まず、とても読みやすく、物語にぐいぐい引き込まれていきます。
特に、具体的に地名は出されないものの、明らかに博多と思われる場所に旅行する場面があるんですが、そのシーンが楽しめました。
何度が旅行したことがあるので、(ここはあの場所だ!)とか想像しちゃうんですよね。

あと、主人公の名前が、あえて伏せられていることに意味があるのですが、読了してみたらナルホドと感じられました。

1年で35刷も重ねるベストセラーで、先週の東京のランキングにも載っていました。
そのうち、アニメ化かドラマ化でもされるのではないかと思って調べてみたら、2017年に映画化もされるみたいですね。

興味を持たれた方は読んでみたらいかがでしょう?
日常系ラノベが好きな方ならきっと楽しめると思います。

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最後まで、読んでいただきありがとうございました。

マリアージュ・マリアージュ──『結婚』を感じさせない恋愛小説

どうも、緒浅丸です。
今日ご紹介する本はコチラ↓↓


タイトル:マリアージュ・マリアージュ
著者名 :金原ひとみ
初版発行:平成27年11月1日
ページ数:267P
定価  :520円+税
出版社 :新潮社
形式  :文庫(新潮文庫)

目次
試着室
青山
ポラロイド
仮装
婚前
献身

普段、自分があまり読まないタイプの小説が読みたくなって購入しました。
この本は、愛と結婚の後先をめぐる六つの短編が納められた作品で、著者の金原ひとみ氏は、映画化もされた『蛇とピアス』で芥川賞を受賞された方です。

『仮装』と『青山』以外すべて、結婚前後、もしくは離婚した女性が主人公で、一人称の視点で描かれています。(『仮装』と『青山』は男性視点)
『一億総活躍社会』では、高齢者と並んで活躍を期待される属性の人たちですね。でも、この作品たちの登場人物たちは、『保育園落ちた日本死ね』なんて、ネットに書き込みそうにありません。
退屈な純文学を覚悟して読み始めましたが、だいたいどの作品にも叙述トリックめいたサプライズが忍ばせてあり、読んでいて飽きませんでした。

以下はそれぞれの短評です。

試着室
そんな試着室なんて入ったことないよ。っていうのが1番の印象。セレブな恋愛を覗き見できたみたいで楽しめました。

青山
格差恋愛の話。服屋でバイトして、こんな恋愛をしてみたかったなって思いました。

ポラロイド
主人公の心の動きがわかりにくかった作品。なんでこんなキモい男を好きになったのか理解できませんでした。

仮装
逆に一番共感できた作品でした。妻に家出されて子供の面倒をみなくてはいけなくなった男性の奮闘記ですが、現実ならすぐに実家の母親を呼ぶと思いました。

婚前
どことなく怪談じみたお話でした。何かが起きそうで何も起きなかった印象で、それが逆に背筋を冷んやりとさせます。

献身
これもあまり共感できなかった作品。登場人物の男性たちが薄っぺらく感じました。

全く自分の人生とはかすりもしなかったけど、別の場所では案外ありがちなのかも知れない物語に浸るのも、たまにはいいかもと思いました。

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最後まで、読んでいただきありがとうございました。

『レインツリーの国』──読書ブログをやっていたら身悶えしちゃう恋愛物語

どうも、緒浅丸です。
西日本に大寒波が来るとのことで、週末が心配ですね。

さて、今日ご紹介する本はコチラ↓↓


タイトル:レインツリーの国
著者名 :有川 浩
初版発行:平成21年7月1日
ページ数:238P
定価  :400円+税
出版社 :新潮社
形式  :文庫(新潮文庫)

目次

1 直接会うのが駄目やったら、せめて電話だけでもどうかな。
2 「……重量オーバーだったんですね」
3 傷つけた埋め合わせに自信持たせてやろうなんて本当に親切で優しくてありがとう。
4 「ごめんな、君が泣いてくれて気持ちええわ」
5 歓喜の国
あとがき

新潮文庫『中学生に読んでほしい30冊 2014』で紹介されていて興味をもって購入。
著者の有川浩氏は『図書館戦争 図書館戦争シリーズ (1) (角川文庫)』などで有名な方ですね。名前だけは知っていましたが、作品を読むのはこれが初めてでした。

「忘れられない本」の感想をきっかけに始まった、二人の若い男女の恋愛物語です。
奇しくも昨年11月に映画化もされています。

実は前知識で、この本が『図書館戦争 図書館戦争シリーズ (1) (角川文庫)』のスピンオフ作品だと知っていたので、ベタな恋愛もので、サクッと読みやすいけど、わかりやすい展開で内容は薄いのかと思っていました。

ところが読み始めてすぐにのめり込んでしまいました。
まず、本の感想ブログがきっかけの出会いがツボでした。
自分もこのブログをやっているので、すごく感情移入してしまいます。

ただ、自分の場合だと、実際感想をもらったら嬉しいけど、持て余すと思う。
あと、主人公かっこよすぎだと思いました。リア充臭がプンプンします。

それから、目次に『2 「……重量オーバーだったんですね」』とかあったし、出会う女の子が、ぶっちゃけリックドムみたいなのが来ると思っていました。(そんで美女化する話かと思った)

予想は裏切られましたが、胸のときめきは全然衰えなかったです。

終盤まで、大きな波乱もなくすんなり終わり、読む人によっては評価が分かれるかもしれませんが、自分的には安心して読み終えられて良かったです。

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最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

『私の男』──後味の悪い物語

どうも、緒浅丸です。
今日ご紹介する本は、コチラ↓↓
私の男 (文春文庫)私の男 (文春文庫)
(2010/04/09)
桜庭 一樹

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タイトル:私の男
著者名 :桜庭一
初版発行:2010年4月10日
ページ数:451P
定価  :648円+税
出版社 :文藝春秋
形式  :文庫

目次
第1章 2008年6月花と、ふるいカメラ
第2章 2005年11月美郎と、ふるい死体
第3章 2000年7月淳悟と、あたらしい死体
第4章 2000年1月花と、あたらしいカメラ
第5章 1996年3月小町と、凪
第6章 1993年7月花と、嵐

映画化されたので興味を持ち、読んでみました。
ちなみに映画版は浅野忠信さん、二階堂ふみさんがそれぞれ演じています
私の男 (文春文庫)私の男 (文春文庫)
(2012/09/20)
桜庭 一樹

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著者の桜庭一樹氏は、ラノベからデビューした作家さんで、『GOSICK』シリーズが有名でしたね。この作品で、138回直木賞を受賞しています。
自分自身、一時追いかけていた作家さんで、『推定少女』『少女にはむかない職業』『赤×ピンク』『砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない』などを読んでいます。

この物語は、落ちぶれた貴族のように惨めで、でもどこか優雅な男・淳悟と、その養女・花が紡ぐ、歪んだ家族愛の禁忌を圧倒的な筆力で描いた作品です。

目次を見てもわかるように、1章ごとに歴史がさかのぼっていきます。
冒頭の第1章で、ぼかされて謎の多いこの物語の終わりが描かれた後、それぞれの時期を切り取るように、色々な視点で話が進み、「あれは、こういうことだったのか」と、次々に謎が明らかになっていきます。

映画、『メメント』みたいな手法です。
また、最初に結論が判っちゃうという意味では『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)』を思い起こさせます。(あと、少女の虐待という意味でも)

ぶっちゃけ、個人的には受け付けない内容で、読むのがしんどかった本でした。
第4章あたりで、ふたりの関係の真相がわかった時に、淳悟はクズだと思いました。
娘を持つ親なら、だれでもそう感じると思う。
個人的には、第5章の小町さんの意見が一番しっくりきました。
それだけに、小町さんの将来像が悲しい。

読後、モヤモヤしたものが残る作品でした。

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小学生の子供を2人持つ40代のサラリーマンです。
ビジネス書・自己啓発書からラノベまで幅広く、書評や感想をアップしています。

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