起業家──『渋谷ではたらく社長の告白』のその後

どうも、緒浅丸です。
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タイトル:起業家
著者名 :藤田晋
初版発行:平成27年8月5日
ページ数:301P
定価  :580円+税
出版社 :幻冬舎
形式  :文庫(幻冬舎文庫)

目次
プロローグ
第1章 暗闇の中で、
第2章 土台作り
第3章 追い風
第4章 手痛い遅れ
第5章 ライブドア事件
第6章 逆風
第7章 進退をかけて
第8章 熱狂の後


ネットで存在を知り、『渋谷ではたらく社長の告白』の続編的な感じなのかなと思い、興味を持って購入しました。
著者の藤田晋氏は東証1部上場株式会社サイバーエージェント代表取締役社長です。2000年代、ほぼ同時期の起業で成功を収めたライブドアの堀江貴文や楽天の三木谷浩史と並ぶいわゆる“ヒルズ族”の筆頭格として語られることが多いですね。
また、ビジネス書の著作も多数あり、前述した『渋谷ではたらく社長の告白』は、起業家のバイブル的な存在だったと記憶しています。

この本は、2000年ネットバブル崩壊後からの日々を、起業家の重圧と孤独、仕事の手腕と熱意のすべてを赤裸々に綴ったノンフィクションです。
単行本の文庫化で、10年前の話。リーマンショック頃までの様子が主に描かれています。

ヒルズ族が注目され、ホリエモンが選挙に出馬した時代はリアルタイムで知っているので、その頃のことを思い出して懐かしくなりました。

ほぼ同世代なのすが、その頃(30代後半)の自分と比較しても、それどころか今の自分と比較してすら全然高みの存在だと感じました。それだけの高みに到達するには、書かれていることからは窺い知れないほどの苦労があるのは察せられるので、うらやましいとは思いませんが、自分はこんな人生は決して送ることはないと思うと、ちょっと寂しさも覚えます。

あと、熱狂する上司の下で働く部下は大変だろうなと思いました。(この本ではさらっと書かれいるけど、キレイ事だけじゃないはずだから)

自身の日々の様子だけでなく、ホリエモンの様子なども書かれており、その変化がわかったのも楽しかったです。

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最後まで、読んでいただきありがとうございました。
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スマホが神になる─宗教の世俗化と情報革命の話

どうも、緒浅丸です。
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タイトル:スマホが神になる
著者名 :島田裕巳
初版発行:2016年10月10日
ページ数:212P
定価  :800円+税
出版社 :株式会社KADOKAWA
形式  :新書(角川新書)

目次
はじめに
第一章 スマホの「人を動かす」力が宗教界を揺るがす
第二章 神に代わりつつあるグーグル
第三章 スマホが神から時間を奪う
第四章 スマホが与える「全能感」
第五章 自撮りはあなたを世界の英雄にする
第六章 スマホが人を救う
第七章 「新渡戸さん、スマホがあるじゃないですか」
第八章 決して沈黙しないスマホという神
おわりに


これからの世界の動きの参考になるかもと思い、購入しました。

著者の島田裕巳氏は、宗教学者で作家である方です。現代における宗教現象、新宗教運動、世界の宗教、葬式を中心とした冠婚葬祭など、宗教現象については幅広く扱っているとのこと。それに関する書籍も多数あります。

その著者によるこの本は、退屈な時間をなくして信仰する時間を奪う、インターネットやスマホの普及が、今後、既存の宗教にどんな影響を与え、人々の信仰をどう変えていくのかを分析している本です。

帯には、『衝撃の近未来! スマホで世界は無宗教』とあったので、スマホにより新しい宗教の大きな流れが出てきてるのかと期待して読み始めましたが、そんな感じではなくて、期待していた内容とちょっと違っていました。
割と雑多なコラムみたいな印象で、まとまりがない内容です。

宗教に関しては、イスラム教とスマホの親和性が高そうだとか、イスラム教とイスラム法が違うらしいというなど、この本を読んで初めて知ったことも多く、そういった部分では勉強になりました。

一方、スマホに関してはポケモンGOの話が多くて、この本の執筆時にインパクトがあったのかも知れませんが、自分はスマホは持っているもののポケモンGOをプレイしていなかったので、宗教を動かすほどの影響に関しては、今ひとつピンと来ませんでした。

また、せっかく宗教とスマホを絡めた解説が、いまひとつ噛み合ってなくて、考察が浅く感じられて残念でした。

宗教と情報デバイスの雑学的なものを知るにはアリな1冊だとは思います。

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最後に、個人的に気になったフレーズです。

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脳が壊れた──闘病記から透けて見える現代社会

どうも、緒浅丸です。
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タイトル:脳が壊れた
著者名 :鈴木大介
初版発行:2016年6月20日
ページ数:233P
定価  :760円+税
出版社 :新潮社
形式  :新書(新潮新書)

目次
まえがき
第 1章 どうやら脳がまずいことになったようだ
第 2章 排便紳士と全裸の義母
第 3章 リハビリは感動の嵐だった
第 4章 リハビリ医療のポテンシャル
第 5章 「小学生脳」の持ち主として暮らす
第 6章 感情が暴走して止まらない
第 7章 本当の地獄は退院後にあった
第 8章 原因は僕自身だった
第 9章 性格と身体を変えることにした
第10章 生きていくうえでの応援団を考える
鈴木妻から読者のみなさんへ
あとがき

前々から読みたかった本だったんですが、積読が溜まっていたので購入を手控えていました。
そんな折、図書館にこの本があることを知り、せっかくなので借りてきた次第です。

著者の鈴木大介氏は、風俗業界や裏社会のアングラな情報を色々取材しているルポライターの方で、『ギャングース』の原作の方でもあります。

この本は、そんな著者が突然の脳梗塞に襲われてしまい、入院からリハビリで徐々に回復していくまでの様子を、自ら取材する闘病ドキュメントです。

深刻な内容にもかかわらず、著者の性格によるものか、ウイットと愛情に溢れており、楽しく読むことができました。
リハビリの様子が具体的にわかるだけでなく、著者がおもな取材対象にしている貧困層や裏社会の人間の多くに今回の著者の現状と類似する行動が見られるという指摘に、以前読んだ『累犯障害者』や『貧困世代』の内容を思い出しました。

また、肉体疲労、精神疲労のほかに、神経疲労というものがあることをこの本で初めて知りました。

日本は老人を手厚く保護するのと対照的に子どもに金をかけない国になっており、それらを改善すべきだという主張は他の書籍にもあり、大きくうなずけるものですが、同時に、すぐに変化は訪れないので、そういう時代なのだということを肝に銘じておきたいと思います。

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貧困世代──社会の監獄に閉じ込められないために

どうも、緒浅丸です。
北朝鮮のミサイルの脅威や台風の脅威も日常に埋もれつつある3連休の初日です。

さて、今日ご紹介する本はコチラ↓↓

タイトル:貧困世代
著者名 :藤田孝典
初版発行:2016年3月20日
ページ数:219P
定価  :760円+税
出版社 :講談社
形式  :新書(講談社現代新書)

目次
はじめに
第1章 社会から傷つけられている若者=弱者
第2章 大人が貧困をわからない悲劇
第3章 学べない悲劇──ブラックバイトと奨学金問題
第4章 住めない悲劇──貧困世代の抱える住宅問題
第5章 社会構造を変えなければ、貧困世代は決して救われない
おわりに

図書館で見かけ、気になって借りてきた本です。

著者は埼玉県在住の社会福祉士の方で、NPO法人ほっとプラス代表理事や聖学院大学人間福祉学部客員准教授でもあります。ほかにも、反貧困ネットワーク埼玉代表や、ブラック企業対策プロジェクト共同代表でもあり、数々の貧困問題に携わっている方です。20万部を突破するベストセラー『下流老人』の著者の方でもあるので、ご存知の方も多いかもしれませんね。

この本は、日本社会から強いられた貧困に直面している現代の若者たちを「貧困世代(プア・ジェネレーション)」と総称し、この世代を再定義することによって、問題の可視化を行い、これまでどこにもほとんど取り上げられてこなかった「若者たちの悲劇」を様々な側面から理解できるように試みています。
最初に具体的な5つの事例を紹介され、その後、大人が若者の貧困に気づいていない現状、さらに、学べない悲劇、住めない悲劇などについて述べられています。

若者の貧困化の現状は、とてもよくわかりました。

ただ、それについての改善策はいまひとつ自分には響かなかったです。
その理由を考えてみると、結局、若者の貧困は社会全体に余裕がないからではないかと感じたからです。
若者に限らず、誰もが身近な場所に落とし穴が無数にあって、油断していると生活困窮に足を踏み入れる可能性がある現状では、まずは、自分を守らなければなりません。そして、赤の他人よりまず我が子が大事です。
そもそも、若者のカネは親の財布から出ているもので、貧困世代が増えているってことは、みんな金がないってことです。正規雇用で働いている人に向けていっているのかもしれないが、『ない袖は振れない』状態ではないでしょうか。

にもかかわらず、表面化している事実を感情的に羅列している辺りに困惑を感じました。

自己責任の流れの中で、これからのライフプランを一考するには良いかもしれない1冊でした。

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最後に、個人的に気なったフレーズです。

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世界を動かす巨人たち<経済人編>──国際ニュースが深読みできる1冊

どうも、緒浅丸です。
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タイトル:世界を動かす巨人たち<経済人編>
著者名 :池上 彰
初版発行:2017年7月19日
ページ数:250P
定価  :760円+税
出版社 :集英社
形式  :新書(集英社新書)

目次

はじめに
第一章 ジャック・マー
第二章 ルパート・マードック
第三章 ウォーレン・バフェット
第四章 ビル・ゲイツ
第五章 ジェフ・べゾス
第六章 ドナルド・トランプ
第七章 マーク・ザッカーバーグ
第八章 グーグルを作った二人
第九章 コーク兄弟
おわりに


前作が面白かったので購入しました。
著者は、テレビの司会などでもお馴染みのジャーナリスト、池上彰氏です。

この本は、集英社が発行する文芸・書誌PR誌『青春と読書』に連載されていたものをまとめたもので、世界を動かす大富豪たち11人について収録されています。

自分も、ジャック・マーやウォーレン・バフェットについての本は読んだことがありますし、ドナルド・トランプ氏は現在アメリカ大統領ですからみなさんご存知ですよね。

簡潔に読みやすく書かれており、いままで知らなかった人を知るにはとてもよい内容だと思います。
ただ、すでに知っている人についてはちょっと物足りない感じでした。

また、11人の人選について、ほとんどアメリカの大富豪ばかりのなのですが、本当に重要だからなのかは疑問に感じました。(雑誌の連載の関係で集めやすい人物をチョイスしたんじゃないかってコト)

このシリーズは読みやすいので、中東やアジア・欧州の巨人たちも紹介してほしいです。

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最後に、それぞれの人物伝についての短評です。

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金融系40代サラリーマンです。
ビジネス書・自己啓発書からラノベまで幅広く、書評や感想をアップしていきます。

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