模倣犯(二)──ミステリの金字塔、第2弾 

どうも、緒浅丸です。
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タイトル:模倣犯(二)
著者名 :宮部みゆき
初版発行:平成17年12月1日
ページ数:413P
定価  :590円+税(アマゾンでは現在724円)
出版社 :新潮社
形式  :文庫(新潮文庫)

実家にあった本を、引っ越しの整理の際にゲットしました。

著者の宮部みゆき氏は'87年にオール読物新人賞を受賞されたのを皮切りに、'93年に山本周五郎賞、'99年に直木賞を受賞されているベストセラー作家です。

この作品『模倣犯』は著者の代表作の一つで、1995年~1999年に『週刊ポスト』で連載され、『司馬遼太郎賞』など合わせて6冠を達成しているベストセラーです。

この第二巻では、一巻で語られた事件までの道のりを、犯人サイドの視点から描いています。
幾人もの登場人物が登場して、それぞれの視点からノンフィクションのような雰囲気で立体的に事件の経緯が描かれていた一巻に対して、今回は、犯人とその周辺の人々が中心に描かれています。こちらのほうが物語に入り込みやすかったです。

べっとりと描写された油絵みたいな小説の印象で、特に、殺される瞬間の描写が丁寧で手に汗握る感じでした。
また、内面描写が途中で切り替わったりする場面もユニークでした。

ただ、自分の読み込みが悪いのかもしれないんですが、最初の殺人から連続殺人犯になるまでの経緯があっさりしすぎている印象で、事件が発生した瞬間がわかりにくかったです。

続きが気になります。

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最後まで、読んでいただきありがとうございました。
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模倣犯(一)──最近またドラマ化もされたミステリの金字塔、第1弾 

どうも、緒浅丸です。
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タイトル:模倣犯(一)
著者名 :宮部みゆき
初版発行:平成17年12月1日
ページ数:584P
定価  :781円+税
出版社 :新潮社
形式  :文庫(新潮文庫)

実家にあった本。
引っ越しのときに整理していてゲットしました。

著者の宮部みゆき氏は'87年に『われらが隣人の犯罪』でオール読物新人賞を受賞され、'93年に『火車』で山本周五郎賞を、'99年に『理由』で直木賞をそれぞれ受賞されています。こうしてみると、平成ととともに歩んできた作家さんという印象ですね。
個人的には、最近は時代小説の執筆も目立つ印象があります。

この作品『模倣犯』は著者の代表作の一つで、1995年~1999年に『週刊ポスト』で連載され、『司馬遼太郎賞』など合わせて6冠を達成しているベストセラーです。
2001年3月21日に小学館から単行本(上下巻)が刊行され、文庫版(全5巻)のこちらは、2005年12月から2006年1月にかけて刊行されています。
2002年には元SMAPの中居正広さん木村佳乃さんらで映画化もされたので、ご存知の方も多いかもしれませんね。
また、2016年にはテレビ東京系でドラマ化もされていたみたいです。

この第一巻では、墨田区・大川公園で若い女性の右腕とハンドバッグが発見されるところから物語が始まり、幾人もの登場人物が登場して、それぞれの視点から事件が立体的に描かれていきます。

ただ正直、最初は読むのがしんどかったです。
全5冊分の中の1冊にもかかわらず600P近くある分厚さで、丁寧に話が進んでいくのは、この著者のいいところなのかもしれませんが、200P読んでもまだ話が進まないのです。
メインの登場人物の一人に犯人からコンタクトがあった辺りでようやく面白くなり、ほっとしました。

以前この作者の作品『理由』を読んだことがありますが、そんな雰囲気の作品です。ノンフィクションを読んでいるような感じ。

あと、言葉使いや登場人物の考え方が古臭いと感じました。(昭和な感じ?)
1996年が舞台の話なのでぎりぎりアリなのかもしれませんが、現代を舞台にした話と思っていたので、こんなに時が流れていたのかとびっくりするかもしれません。

重厚な読み心地で、じっくりと腰を据えて読み進めていきたいです。

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ハピネス──「VERY」で連載されていたタワマンママのナイショ話

どうも、緒浅丸です。
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タイトル:ハピネス
著者名 :桐野夏生
初版発行:2016年2月20日
ページ数:500P
定価  :720円+税
出版社 :光文社
形式  :文庫(光文社文庫)

目次
第一章 タワマン
第二章 ケダン
第三章 ハピネス
第四章 イメチェン
第五章 セレクト
第六章 エピローグ

実家にあった本で、処分するとのことだったのでその前に拝借しました。

著者の桐野夏生氏は、93年に『顔に降りかかる雨』で江戸川乱歩賞を受賞、98年に『OUT』で日本推理作家協会賞を受賞された方です。また、99年には『柔らかな頬』で直木賞も受賞されています。
個人的には、女性によるノワール作家の印象が強いです。

この本は、タワーマンションに住むママ友グループを舞台にした物語です。
読む前は、一時流行った『マザーゲーム』や『名前をなくした女神』みたいなママ友カーストのヒエラルキーをおどろおどろしく描いた内容かと思ってたんですが、ママ友の生活レベルからくる違和感や小さな格差から生じる確執についてはストーリーにあまり絡まず、主人公に意外な過去があり、それによって物語は次第に違う方向へ話が進んでいきます。

家族愛がテーマな印象を受けました。

また、若い夫婦の話なんだなと、ある意味微笑ましく感じました。
40を半ばを過ぎた自分からすれば、夫婦なんて許しあって生きていくもんだよねって言ってあげたかったです。

このレビューを書く際、この作品が雑誌『VERY』で連載されていたと知り、ナルホドと思いました。

インパクトは今一つでしたが、この著者にしては毒は薄いので読みやすいかなとは思います。興味を持たれた方は一読してみてはいかがでしょう。

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最後まで、読んでいただきありがとうございます。

幻の女──タイムリミットサスペンスの古典

どうも、緒浅丸です。
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タイトル:幻の女〔新訳版〕
著者名 :ウイリアム アイリッシュ
初版発行:2015年12月25日
ページ数:407P
定価  :980円+税
出版社 :早川書房
形式  :文庫(ハヤカワ文庫)

目次
1 死刑執行日の百五十日前
2 死刑執行日の百五十日前
3 死刑執行日の百四十九日前
4 死刑執行日の百四十九日前
5 死刑執行日の九十一日前
6 死刑執行日の九十日前
7 死刑執行日の八十七日前
8 死刑執行日の二十一日前
9 死刑執行日の十八日前
10 死刑執行日の十七日前、十六日前
11 死刑執行日の十五日前
12 死刑執行日の十四日前、十三日前、十二日前
13 死刑執行日の十一日前
14 死刑執行日の十日前
15 死刑執行日の九日前
16 死刑執行日の八日前
17 死刑執行日の七日前
18 死刑執行日の六日前
19 死刑執行日の五日前
20 死刑執行日の三日前
21 死刑執行日
22 死刑執行時
23 死刑執行日後のある日


ネットでオススメの本と紹介されており、興味を持ったため購入しました。
著者のウイリアム・アイリッシュ氏は、1903年から1968年の間の人生で、コーネル・ウールリッチやジョージ・ハプリィ名義でも作品を執筆し、いくつかの長篇と200以上の中短編を発表して多くの読者を魅了したそうです。

この作品は、死刑執行日が刻々と迫る中で真実を追求するタイムリミットサスペンスで、早川書房創立70周年記念のハヤカワ文庫補完計画全70点の中の一策として選ばれ、新訳版として発行されました。

オールタイムの傑作という触れ込みだったのですが、正直、つまらなくはなかったものの、目の覚めるようなサプライズは感じませんでした。
個人的には、当時はすごかったのかもしれないけど、今では凡庸な作品という印象です。

また、同時代の話だからだか、『ブラックダリア』みたいな印象を受けました。

ただ、この作品は1944年に映画化もされ、また日本でも戦後何度かTVドラマ化されているとのこと。そうとは知らず、すでにこの作品に触れていたので感動が減じしまったのかもしれません。

ミステリの古典として、読んで損はない1冊だと思います。

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最後まで、読んでいただきありがとうございました。

ビッグデータ・コネクト──IT業界の闇が感じられる警察小説

どうも、緒浅丸です。
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タイトル:ビッグデータ・コネクト
著者名 :藤井太洋
初版発行:2015年4月10日
ページ数:426P
定価  :790円+税
出版社 :文藝春秋
形式  :文庫(文春文庫)

目次
プロローグ──不起訴
 1脅迫
 2沢木
 3再会
 4奇妙なチーム
 5武岱
 6合宿所
 7コンポジタ
 8帰路
 9テント
10再逮捕
11調べ室
12告白
13内藤
14別荘
15白いドーム
16裏切り
17暴露
エピローグ

京都府警サイバー犯罪対策課の刑事を主人公に据え、ITエンジニアの誘拐事件を発端に、行政サービスと民間委託計画の影に潜むビッグデータの危機が炙り出されていく様子が描かれた警察小説です。

著者の藤井太洋氏は、IT技術を軸に様々な未来を描かれている方で、電子書籍で自費出版した小説が異例の話題作となり、加筆訂正の上、早川書房より『Gene Mapper -full build-』としてデビューしました。その後、第2長編『オーピタル・クラウド』で第35回日本SF大賞を受賞します。
また、この作品も「本の雑誌」2015年8月号にて、2015年上半期エンターテイメントベスト1に選ばれました。

藤井太洋氏の作品は何作か読んでいて安心感がありましたが、この作品は、本格警察小説ということで、ちょっと自分の趣味とは違うかもと思って敬遠していました。
ですが、読んでみると警察小説なのは間違いありませんが、この著者らしさは健在で、もっと早く読めばよかったと後悔するほどでした。
いろんなジャンルで自分らしさを出せるなんてスゴイと思います。

特に、ITエンジニアの過酷な労働環境がリアルに描かれている部分や、誘拐事件の真相などに衝撃を受けました。

また、ラストが意味深に終わるところも想像が膨らみます。読む人によってラストの結論はそれぞれなんでしょうね。

XPが主流のOSであることに古さを感じてしまうのが残念ですが、逆に2015年の4月の本なのに時代の流れの速さを認識できるかもしれません。。

速く読んでおいた方がいい一冊だと思いました。

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最後まで、読んでいただきありがとうございました。
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小学生の子供を2人持つ40代のサラリーマンです。
ビジネス書・自己啓発書からラノベまで幅広く、書評や感想をアップしています。

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