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恩田陸著 蜜蜂と遠雷(上)・(下)── ピアノコンクールが舞台の傑作

どうも、緒浅丸です。
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タイトル:蜜蜂と遠雷(上)・(下)
著者名 :恩田陸
初版発行:平成31年4月10日
ページ数:上・454P 下・508P
定価  :各730円+税
出版社 :幻冬舎
形式  :文庫(幻冬舎文庫)

目次
(上)
エントリー

テーマ
前奏曲
ノクターン
トレモロ
ララバイ
ドラムロール
ずいずいずっころばし
平均律クラヴィーア曲集第一巻第一番
『ロッキー』のテーマ

第一次予選

ショウほど素敵な商売はない
バラード
間奏曲
スター誕生
イッツ・オンリー・ア・ペーパー・ムーン
ハレルヤ
ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ
ロマンス
歓喜の歌

第二次予選

魔法使いの弟子
黒鍵のエチュード
ロンド・カプチオーソ
音の絵
ワルキューレの騎行
恋の手ほどき

(下)
第二次予選(承前)

月の光
虹の向こうに
春の祭典
鬼火
天国と地獄

第三次予選

インターミッション
謝肉祭
ロ短調ソナタ
仮面舞踏会
あなたがほしい
喜びの島
『仁義なき戦い』のテーマ

本選

オーケストラ・リハーサル
熱狂の日
愛の挨拶
ミュージック

解説


著者の恩田陸氏が、作家生活25周年を迎えた年に直木賞と本屋大賞をダブル受賞した記念的作品ということで、前々から興味を持っていました。、
今回、文庫化になったのを機に読んでみましたが、ボリュームのある内容なのにグイグイ引き込まれて、数日で読了してしまいました。

恩田陸氏は、92年に『六番目の小夜子』でデビューして以降、ミステリー、SF、ホラー、ファンタジー、青春小説と、ジャンルを超えて精力的に作品を発表してきた方です。自分も『チョコレートコスモス』や『夜のピクニック』などを楽しく読ませてもらいました。

構想十二年、取材十一年、執筆七年という、ちからの入った作品ですが、それに見合う内容でした。
ピアノコンクールを舞台に若き才能のぶつかりあいを描いた青春群像小説で、ギフトか災厄かといわれた風間塵を筆頭に、一度は引退した栄伝亜夜、亜夜の幼馴染みで優勝候補のマサル・カルロス、勤め人である異色のピアニスト・高島明石という四人の才能溢れるキャラクターが登場して、それぞれの腕前を披露してゆきます。

ピアノに興味がない人でも十分に面白い小説ではありますが、自分はクラッシックとかの素養が全くないので、実際の面白さの1/3ぐらいしか味わえていないように感じました。ピアノに関する知識や、クラッシックに関する含蓄があれば、もっと深い部分まで堪能できただろうと悔しく思います。

また、ボリュームがありすぎて、本当はもっと読みたいのに体力が続かなくて、読み進めるのに息切れししてしまったことも残念でした。

クラッシックをちゃんと聞いていて体力のある人なら、この最高な作品を最上に味わえると思います。

映画化されるみたいなので、そちらも楽しみです。

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最後まで、読んでいただきありがとうございました。
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王妃の帰還──女子中学生の青春物語

どうも、緒浅丸です。
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タイトル:王妃の帰還
著者名 :柚木麻子
初版発行:2015年4月15日
ページ数:253P
定価  :556円+税
出版社 :実業之日本社
形式  :文庫(実業之日本社文庫)

目次
第1話 ギロチン
第2話 マカロン
第3話 ディアマン
第4話 ハンカチ
最終話 王政復古


以前NHKの青春アドベンチャーというラジオ番組で、放送された作品の原作本です。
スマホでたまたま聞いていて、とても面白かったので、小説も読みたくなって購入しました。

著者の柚木麻子氏は1981年東京生まれの方で、立教大学文学部フランス文学科を卒業されています。2008年「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール読物新人賞を受賞され、何度か直木賞候補にもなった方です。
あと、ググってチェックして初めてわかったんですが、この方はNHKBSプレミアムで放映されたドラマ『嘆きの美女』の原作の方でもありました。
(この作品も家族で楽しく見させてもらっていました)

この物語は、ミッション系の私立女子高中等部2年のクラスを舞台に、スクールカーストのトップが陥落することをきっかけに起こる混乱を描いた物語です。

私立女子高ってこんな感じなんだろうなと、興味深く読みました。
ラジオドラマを聞いてあらすじは大体知っていたんですが、それでも面白さが減じることは全然ありませんでした。
むしろ、個人的には文字で表現されているほうが、ラジオの時の声だけで判断するよりわかりやすかったし、目で追うほうが自分のペースで理解できるので深く堪能できました。

イヤミスみたいな感じじゃないので、私立中学に通う娘にも読ませたいと感じました。

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最後まで、読んでいただきありがとうございました。

ハガキ職人タカギ!──等身大のネオ青春ユーモア小説

どうも、緒浅丸です。
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タイトル:ハガキ職人タカギ!
著者名 :風カオル
初版発行:2017年5月14日
ページ数:202P
定価  :500円+税
出版社 :小学館
形式  :文庫(小学館文庫)

目次
お願いDJ
思い出のロックンロール・ラジオ
十七才のライブ
ボーイズ・オブ・サマー
透明少女
さぁ どうしよう
山頂晴れて
ゴーゴー ラウンド ディスワールド

リアル書店で衝動買いした本です。
当時、疲れていて、気分転換にサクッと読みやすい本を読みたくなったのと、物語の舞台が自分の地元の広島だったことが、購入の決め手だったんですが、結局すぐに読まなくてズルズル積読になってしまっていました。

著者の風カオル氏は1981年生まれの大分出身の方。この作品で第15回小学館文庫小説賞を受賞されデビューしています。

この本は、深夜ラジオの投稿が趣味である広島の高校生が主人公の。青春ユーモア小説で、全国のラジオリスナーにその名を轟かせている主人公が、東京のハガキ職人ライブに参加することになり、運命の歯車が動き出していく……といった内容です。

といっても、現実離れした展開があるわけではなく、どこの高校でもありそうなエピソードが丁寧に積み重なっていく印象でした。

ストーリーの組み立ては王道で、安心して読み進められました。
ただ、笑いがテーマなのはハードルが高かったんじゃないかなと感じました。
個人的に理詰めっぽい笑いが多い印象を受けたんですが、正直何が面白いのかわからないネタも多かったです。

あと、一番残念だったのは、舞台が広島だったのに、広島の描写が雑だった点です。
物語の最後のほうで、広島でも尾道辺りだとわかりましたが、自分的には広島弁に違和感を感じたし、地元の様子にもちぐはぐさを感じました。

ストーリーそのものは満足できる内容ですが、広島県民的にはちょっと辛口の評価になってしまいました。
大分を舞台にすりゃよかったのに。

サクッと読めて中学生や高校生にもお勧めできる内容です。
興味を持たれた方は一読してみてはいかがでしょう。

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最後まで、読んでいただきありがとうございました。

灰と幻想のグリムガル level.10

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タイトル:灰と幻想のグリムガル level.10 ラブソングは届かない
著者名 :十文字青
初版発行:2017年3月25日
ページ数:286P
定価  :630円+税
出版社 :株式会社オーバーラップ
形式  :文庫(オーバーラップ文庫)

目次
0.世界
1.獲物たちの秘めた心
2.噛むな
3.寄り添うことで
4.歓迎の作法
5.もちつもたれつ
6.幸せの歩幅
7.戻らない
8.過去は追いかけてくるのか
9.どうしてきみは


シリーズ累計70万部を突破した異世界冒険譚の第10弾です。
オルタナを目指し東に進んでいたハルヒロたちは、道中の森でグォレラという猿型のモンスターたちと激戦を繰り返していました。悪戦苦闘の末にある村へとたどり着くも、そこで一波乱あり、今後の物語で重要となると思われる情報が開示されます。

序盤はだるめだったんですが、グリムガルの世界についての情報が語られる場面は引き込まれました。ただし、わかったようなわからないような歯がゆい感じだったのは残念でした。

主人公たちのレベルが上がりすぎ、危険が増えたように感じます。
なまじ回復魔法があるから被害が酷いんだと思う。
ハルヒロたちをイジメないでほしいし、あとがきかけないようなヒキにすんな!!って言いたかったです。

続きが気になる第10巻、待てる人だけ購入をオススメします。

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最後まで、読んでいただきありがとうございました。

君の名は。 Another Side:Earthbound──昨年大ヒットした映画の番外編

どうも、緒浅丸です。
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タイトル:君の名は。 Another Side:Earthbound
著者名 :著:加納新太 原作:新海 誠
初版発行:2016年8月1日
ページ数:268P
定価  :620円+税
出版社 :株)KADOKAWA
形式  :文庫(スニーカー文庫)

目次
第一話 ブラジャーに関する一考察
第二話 スクラップ・アンド・ビルド
第三話 アースバウンド
第四話 あなたが結んだもの

映画『君の名は。』を観て感動して、もっと深くその内容を知りたくなり、リアル書店でゲットしました。
著者の加納新太氏について、自分は何も知らなかったのですが、どうやら新海誠監督のノベライズを数多く手掛けている方で、今回の映画『君の名は。』においてもシナリオ協力されたそうです。

この本は、『君の名は。』の世界を掘り下げる、四つの物語収められた短編集です。映画の内容がそのまま再現されているわけではありません。
映画を見てその感動を再体験したい場合は、新海誠氏自身が執筆した角川文庫版、もしくは角川つばさ文庫版の『君の名は。』を読んでください。
この本には、映画『君の名は。』に登場人物のうち、本編でも主人公だった瀧くん、三葉の協力者だったテッシー、三葉の妹の四葉、糸守市町長の三葉の父親の4人がそれぞれ主人公となった物語が収められています。

映画を見た方なら興味深いエピソードばかりでした。

ただ、個人的な印象なんですが、自分の場合は映画→本編小説→この本の順番で読み進めたのですが、第一話の瀧くんのエピソードが読みにくく、最初物語に入り込みつらかったです。
設定を地の分で説明してしまう感じの文体に加え、1人称みたいな3人称だったので、この本の前に読んでいた新海誠版の小説との文章の違いに非常に違和感を感じたためです。
ただ、慣れたら普通に読めたし、他の主人公のときは全く気になりませんでした。

以下はそれぞれの感想です。

第一話 ブラジャーに関する一考察
入れ替わった瀧くんの話。
思ったより本編に食い込まない日常系の話で、時々映画の内容とシーンが被っていますが、マイケルの話とか、映画にない(気付いてなかった?)エピソードがあって楽しかったです。

第二話 スクラップ・アンド・ビルド
テッシーの話。映画のシーンの心理描写があり、そんなこと考えていたんだと意外な気持ちになりました。村のお坊ちゃまだったという設定に成程と思いつつも納得です。

第三話 アースバウンド
三葉の妹、四葉が主人公の話。
なんとなく独立した話として面白いかも知れません。子供らしい描写が微笑ましいです。個人的には、日常系でふわふわした印象のエピソードでした。

第四話 あなたが結んだもの
三葉の父が主人公の話です。
君の名は。の前日譚的なエピソードでしょうか。
この映画にはこんなにも設定が詰まっていたのかと思うぐらい裏設定があってびっくりしました。ここまで作りこんでいるんだなぁと感動です。

どのエピソードも、映画が楽しめた方なら、きっと楽しめると思いますよ。

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プロフィール&ごあいさつ

緒浅丸

Author:緒浅丸
緒浅丸
広島在住。大坂の大学を卒業後、金融・保険関係の仕事に就いて20年以上。
ダラダラと働き続けているうちにもうすぐ50代にさしかかるサラリーマンです。
一応AFP資格保持者。
CFPは只今勉強中ですが、玉砕しまくりです。
本を読むのが好きで、ビジネス書・自己啓発書からラノベまで幅広く手を出します。ただし、お堅めの本は苦手。
座右の銘は『無難にこなす』
私立中学・私立高校に2人の子供のパパでもあり、しっかり稼がなければならないと思いつつ、すぐに息切れしてしまいます。
また、最近体調管理のため、近所のフィットネスクラブにも通っています。

mail:minahosi@infoseek.jp

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